若者の苦しみとは

peopleです。  何故か昔から、日本の政治家には踏襲された人が多い。でも、すべてがすべて親や祖父の仕事ぶりを見て、自分もそんな人間になりたいとかいう大きな志を持った人間ばかりではないだろう。かなりの踏襲政治家は家族の持っていた選挙地盤とか権利を利用して政治家になっているのではと想像する。

だからかなり経済的に恵まれている人が多い。小さいころから金には苦労したこともなく、恵まれた環境で育ってきたとか。だからほとんど社会に揉まれてきたとか、苦学して学校を出た人はいないとは言わないが限りなく少ない。実社会的経験も少ない。そういう人たちが政治に実権を握ってきたのだろう。それも改革されない、異常な国だと思う。

奨学金貸与者本人の自己破産件数は2012年度は1320件だった。16年度は初めて2000件を超えて2009件、17年度は2447件になった。急激に増えているという。日本の子供の7人に1人は貧困にあえいでいるという。コロナ期に学校が休みになり、頼りにしていた学校給食が食べられず、多くの子供が苦しんだと聞く。

#ヤングケアラー という言葉を聞いたことがあると思う。家族の世話や介護などに追われる「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたち。中学生の17人に一人、高校生の24人に1人がそれにあたるという。食事の準備や洗濯などの家事が多く、ほかにも、きょうだいを保育園に送迎したり、祖父母の介護や見守りをしたりしている。

世話にかけている時間は、平日1日の平均で、中学生、高校生ともに4時間ぐらいだという。1日に7時間以上を世話に費やしている生徒が、1割を超えているという。家族の世話をしている生徒に「やりたくてもできないこと」を尋ねたところ「自分の時間が取れない」、「友人と遊ぶことができない」ということが多く、「当初通っていた学校を辞めた」という生徒、「アルバイトや仕事ができない」生徒が生活や学業に深刻な状況になっている。

ヤングケアラーの哀しみは小さい時から世話をしているから、それが当たり前だと思って、自分が ヤングケアラー の立場で、恵まれていないとわかっていない子も多くいるということである。子どものこととしないでそれは社会の問題であり、国が政策して自治体などから仕組みを作っていく必要がある。

そんなことを政治家は分かっているのだろうか。のほほんと七光りで政治家のトップ層についた人たちは、わかっているのだろうか。授業料に苦闘している地方からの学生や低収入で家族を養わなければいけない労働者の苦闘をわかっているのだろうか。ばらまき政策で1人当たり800万円と言う借金にまで膨れ上がり将来のツケに回した無責任な国債発行の恐ろしさをわかっているのだろうか?

その中でも、苦学して大学まで行けた学生の多くも#奨学金地獄 に陥り、自己破産に追い込まれることも多いという。問題は自己破産件数だけではない。3カ月滞納しただけで金融機関のブラックリストに載り、9カ月滞納した時点で裁判手続きに入るという通知がくる。多くの若者は返済に必死になる。

あるIT企業に勤めていた女性。母親が長時間労働を懸念しても「奨学金の返済があるから」と働き続け、入社4年目で自ら命を絶った。彼女は毎月きちんと奨学金を返していた。もちろん自己破産もしていない。しかし命を失った。それが現在の日本なのです。

ブラック企業なら辞めればいいという人がいるが、奨学金返済で辞めることもできない。圧倒的多数の人が奨学金を真面目に返済しているといっても、みんな本当に歯を食いしばって、死ぬ思いをして返済しているという。

奨学金の「借り控え」も起きているという。アルバイトを増やして学費を賄おうとする。週6日アルバイトをし、なんのために大学に通っているかわからない状態に追い込まれているという学生の声を聞いた。政策の失敗が起きているのに、政府は高すぎる学費を放置し、救いの手を差し伸べない。ばらまきではなくて、奨学金は返済なしにすればいいと思う。

「ヤングケアラー」中学生の約17人に1人 国 初の実態調査 | 教育 | NHKニュース

3月, 2021 / 苦しい時代に聴きたい安らぎのMUSIC、哀しみ切なさ優しさを唄う – Page 6 (sutekinapeople.com)