
1990年代後半から2010年ごろまでに生まれた世代を世間では「#Z世代 」と呼んでいますね。もともとはアメリカからきた言葉の由来だそうで、X-YーZ世代という言葉があったといいます。
ある経済雑誌の記事を見ていると、企業の中堅社員などで「若い子たちはその扱いが難しい」、「会議などでも口を閉ざしている」、「支持を出しても何も言わない」とその世代に対する行動に触れている。但し、すべてがすべてそういう事ではなくて、そうでない人も多くはいるのでしょうが、その傾向があるということなんでしょう。
考えてみれば、もっと前の世代でも社会人になった新入社員を「#新人類 」と呼んで、特別扱いしていた時代もありました。確かに今の時代は以前と違っていわゆるスマホというものが出現して、それによる影響が大きいというような特殊な要因があるにはありますが。
ただ、経済雑誌にも紹介されていましたが、先ほどの会議で何も言わないという際も、本音を掘り下げて尋ねてみると、本来はかなりの量のアイデアを持っていて、つまりは何も言わないのではなくて、上の人の話、方向性を聴き、確認したうえで意見を言うという人が増えたということだそうです。

確かに現代の若者の方がかなりの情報網を持ち合わせているのは間違いのないことで、会議などの指示に対しても自分たちは正確で豊富な知識を得ることができるので、それに対応してから意見を言うといえば、腑に落ちます。若い人と話をしてもかつてはフンフンとうなずかれることが多かったことも、最近はこちらの話したことは正しいのかとか、どういうことなのか裏を取って確認されるケースが増えています。
私達の新入社員だったころの、ただ言われたことをそのまま受け入れて、それが正しいのか、どんな意味を持つのかということも確認できずに従っていた時代とは感覚が違うようですね。

また、現代の若者は#承認欲求 が強いと言われています。かつて景気が良かった時代では、多くの人が人気の業界にいれば安定した生活が送れていた。同じくバブルがはじけたあとの頃も、その企業で個人が活動できるかどうかより、企業が持つブランドに注目が集まっていた時代だったと思います。
今は個人が持つ能力が必要とされる時代だから、Z世代の人間は自分にどのくらいの価値があるのか常に気にしていなければいけない時代なのかもしれない。
周りから認められたい、自分自身に価値を感じたいといった承認欲求が芽生えるのでしょう。
良く最近の新入社員は入ってすぐに会社を辞めてしまうと話題になった。たった数週間や数カ月ではその企業の良し悪しの判断がつかないとは思っていたが、実はそういうことだけではなくて、その底には上に述べた承認欲求の問題もあったのですね。つまりはこの企業では自分は中々力を発揮できないとか、認められる余地がないだろうとかいうことです。
かつての時代にはそんなことは考えもせずに、入ってしまえば合っていようと、力を発揮できそうになくても、とにかくしがみついていこうという人も多かったと思います。

そういうことを考えると現代の若者の方が、数段冷静で正直なのかもしれないと実感してしまいます。
