恋人を作ろうと思っていても、『面倒くさい』と考える人が増えているようだ。原因はいろいろあると思うが、コミュニケーションというもののあり方が根本的に変わってしまったのではないのか。電車に乗ってみても、ほぼ100%の人が皆うつむいてスマホを見ている。電車に乗ってくる時も、乗っている間も、降りる瞬間も見続けている。電車が超満員であろうとお構いなしだ。こちらから見ると、本当に異様な風景だ。正直、いつも電車に乗ることにウンザリしてしまう。これでいいんだろうか?スマホを見続けていれば、電車の中で昔の友達と出くわしても、ほとんど気付くことがないと思う。外の景色を眺めて、これからの一日を考え、どうしようかということも全くないと思う。これでいいのだろうか?こんな自分だけの世界でいいのだろうか?

街へ出てみると、歩く時も信号を渡るときもどんな混雑の中でも相変わらず#スマホを見続ける 人が目につく。他の人への配慮とか迷惑とかは関係のない世界になりつつあるような気がする。
電車でも最近はスマホをやり続けて、並んでいるのか並んでいないのかがよく分からない人が多くなった。こちらも並ぶつもりでいてもどこに並んだらいいのか迷う時が多い。一日中スマホを見ている人も多いのだろうと、容易に想像がつく。そんなに重要な情報が次から次へと流れてくるとは思えない。恐らくはスマホの中へ閉じこもっていれば、他の人との直接的な交わりもなく避けられるので、楽な世界に入り込めるのだろう。
#結婚しない人 が増えていると言われている。恐らくスマホに没頭している事が引き出している他人との遮断、孤立化はすさまじい勢いで進んでいるのだと思うし、結婚数の減少ということもバブルが弾けてからの経済問題から始まったと思われるが、周りと#コミュニケーション を取らない孤立化、人との出会いの少なさが加速させたからなんだろう。このまま単身者が増加し、孤立する人が増えると社会の安定を脅かしませんか?個人が生きる上でも孤独は様々な問題を引き起こすことは誰でもわかっている筈です。人とのつながりを促していくことは本当に大切です。最重要であると思うし、最近、特に嘗てないような異様な事件が数多く発生していることも、それが遠からず、要因だと想像するに難くないと思いませんか。

政府は結婚数が減ってくると、それの対策だとして、いつも単純に子育て支援策に力を入れるだけ。もっと真剣に根本的な問題を考えられませんか。もっと若者の目線になって物事を考えられませんか?
結婚しない人が増えているのは、経済的な問題や子育ての問題だけでなく、他人とのコミュニケーションが取りづらくなり、それぞれが個の世界に閉じこもり、男性にとっても女性にとっても、出会いのない#生きずらい社会 になってきているのではないのですか?
政府の考え方はそういうことに気が付いて、社会全体を考えて社会全体がもっと夢のある楽しい社会になるような努力をしていこうとはとても思えません。いつまでたってもこのまま閉塞感の中にいれば、ただただこの国は縮小していくだけでしょう。
初任給をあげようとか、ベアをあげようとかしても、それは今の物価高には追い付かないのが現状であり、しかもそういうベアが上がる人はほんの一部のいわゆるエリートと言われる大企業を中心とした人たちばかり。ほとんどの人が満足できる生活ができるように潤っている社会とはかけ離れているのが現実なんですよ。今、東京に家を買おうとしても高値の花であり、賃借にしても高すぎて住めない。そういう基礎的な問題にも対処しないのが現実の日本の姿。
だから皆、現実から離れ孤の中へ閉じこもってしまうのではないのだろうか。
例えば就職氷河期世代の人達に対しても見て見ぬフリをして救済政策は殆ど建てない。結局、そういう人たちは自分に責がないのに救われないまま過ごしていかざるを得ない。

政府のやることは結局、本気度がなく、多くの面から考えるのではなく、表面だけで自分の就任時期だけを体裁よく無事に過ごそうとしている人ばかりなのでこうなるのです。今の若い人たちの#コミュニエーション不足の世の中 を本気で解決していかないと、ただのIT, WEBの伸展だけが際立って、人間は減少の一途の中でとり残されてしまうのだろう。そんな気がしてならない。