「#ゆる転職 」が増えている。最近言われているのは#入社3年目で辞める人が3割 くらいいるということ。かつてはそういう時代はなかった。入った会社が先々の業績悪化などになるリスクやもっと自分を評価してくれる企業があるのではないかという期待、更には最近時の終身雇用制の崩壊ということが大きな要因ではないかと思われるが。スマートフォンなどの浸透による転職情報量の大幅アップなども輪をかけている。

日本では#終身雇用制 が長らく続き、それによる年功序列制、退職金の確保など、一つの会社に長くいれば、ある程度自分の身が守られ、メリットが大きかったという時代が続いた。その後は、1990年以降バブルが崩壊し、就職氷河期、不況時代と続いてゆき、SNSなどが普及する全く別の時代に変わりつつある。
企業に就職してもほとんどの人が#転職サイト に登録していると言われているというのも驚きです。やりがいのある仕事がしたい、能力・スキルを身に付けたい、起業も考えているのでその準備をしたい、転勤はいや、リモートの方がいい、仕事以外の時間をもっと取りたいなどいろいろ理由付けはあるだろうが、やはり今よりも「居心地がいい」「給料がいい」「自由度が高い」ということにこだわっている人が多いと思う。

確かに今の時代、長く勤める事でのメリットは少なくなってきているかもしれない。仕事の種類も増えているだろうし、資産の増やし方も多種多様になってきている。家族の在り方も新しくなってきている。
ただ一つ気になるのは、そうであれば今年など見てみると、#就活解禁前に既に9割 の学生の就職先が決まっているということ。それでも職についてみると、現状では僅か3か月程度で転職をする人が多いということ。そうであれば、最初から、もう少し時間をかけて周りに惑わされることもなく、自分のやりたい仕事をじっくり考え、いい環境を見つける時間もあるのではないかと思えてしまうのだが。

それだけ早く仕事を見つけられるパワーとバイタリテイがあれば、きちんと自分に合った仕事が見つかると思うのだが。就職と共に転職サイトに登録するということもない筈だ。恐らくはそういうこととは違った最近の若者独自の世界観があるのかもしれない。
いずれにしても、大事なことは自分を見失わない、そして居心地がよくて、収入も満足ができ、自由に働けるような、本当にやりがいのある職場を探すように努めるべきなのだろう。