新型コロナウィルス

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南アフリカでオミクロン株が広がっていて、傾向的には接種率の低い地域ほど変異株が生まれやすい可能性が大きいと指摘されているようだ。日本や欧米など先進国は3回目接種に躍起となっており、低所得国にワクチンが届きにくくなっている。

オミクロンなどの変異ウィルスが発生したことに対しては、接種率の低いアフリカで感染拡大が長期化していることが大きな要因と見られているようだ。

南アフリカでは新規感染者の7割がオミクロン株と言われており、アフリカ各地では欧米で猛威を振るうデルタ株に代わって主流になっている可能性が高いという。

現にアフリカでワクチンを2回接種した人は8%程度であり、世界平均の45%をぐっと下回っている。従来の一国だけへのワクチン普及ではパンデミックを終わらせられないと低所得国へのワクチン提供必要が言われている。オミクロン株の感染拡大により高所得国での3回目接種の動きがさらに、低所得国にワクチンを届きにくくしているという。

アメリカは少なくとも11億回分を 低所得国に 寄付すると言って、既に25%にあたる2億7千万回分を110か国に発送し、うちサハラ以南のアフリカ諸国43か国には8千万回分を発送したが、アフリカ全体の人口の1割にも満たない。

ミクロン株の広がりは、国際社会が高所得国へのワクチンを優先し、低所得国への普及を後回しにしたツケだとも言われる。これではいつまでたってもコロナ退治にはならないのは、まさにその通りだが、そのことよりも低所得国にワクチンが普及されていないにもかかわらず、どこかの面の皮の厚い人たちが自分たちの3回目のワクチンだけを主張していることが滑稽だ。

オミクロン株

新型コロナ変異株「オミクロン株」 感染力、重症度、ワクチン効果など 現時点で分かっていること(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース

貧しい国のワクチン接種

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