#京都が遠くなってしまった

#外国人観光客が京都に押し寄せて、日本人が京都へと行きずらくなってしまったようですね。あまりの人気で、また円安も影響して私達、日本人には手の届かないところになりつつある。
学生の頃は学校で学んだり、写真集を見たり、修学旅行で訪ねたりして、歴史の都である京都へのあこがれは強く、初めて大学生の時に京都駅に降り立った時には「京都に来た」と鳥肌が立つほど興奮した記憶がある。

それから京都へは多くの寺や名所を調べ上げて、何回も何回も旅立ったものだ。そして普段食べることのない京都ならではのものを食べ、遥か昔の時代を感じられるのもうれしかった。
今、京都へ行くと、前のような値段では宿泊できないし、おいしいものを食べようとしてもお店はどこも超満員、あちこち訪ねてもどこも超満員。

勿論、外国から京都に来てもらうことはとてもいいことであるし、私たちも時には海外旅行をします。ただ、政府がいろんな形で海外からの旅行者をただ単に誘致すると、国内の人は京都へ行く機会を奪われてしまうという事を忘れないで欲しい。あまりにも外国人、日本人が溢れかえってしまったら、もうそこは京都でなくなってしまうような気がする。

それに、海外の人にとっては円安で、おカネの余力もあり物も高いと感じることも少ないので、宿泊費、食事代だけでなく、全ての者がそれに合わせて値上げされると、とても多くの日本人では対応できないのが現状ですね。日本への旅行を止めるのではなく、何らかの方法で来られる方々を緩和して、日本人も楽しめるところにしたいですね。

海外でも人気のあるサグラダファミリア のあるスペイン。バルセロナの目抜き通り「#ランブラス通り」も、観光客でごった返しているという。隣のブケリア市場は市民の胃袋を長年支えてきて、かつて10年前には「見せ物ではない」とカメラ撮影を断る店員もいたらしいが、今やスマホを手に歩く観光客が片手でつまめる魚の揚げ物や生ハムなどを売る店だらけになっているという。1992年に夏季オリンピックを開催したころから観光客の誘致に力を入れ、国内外から観光客が集まってきたという。

#バルセロナ で宿泊した観光客は2004年には450万人なのに、24年は1550万人にまで増加したとい。観光振興が成功したが、人口をはるかに上回る観光客が押し寄せてきて、ひずみが目立ち始めたという。
日本も人気が出たのは2020年の東京オリンピックが要因であったようです。
スペインでは不動産の価格が大幅に上がり、家賃が70%近く上がったという。またかつては伝統の玩具や菓子等を売っていた店も観光客向けカフェやアパートに変わっていったと嘆く人も多いという。

いざ京都を考えてみると、#京都ならではの食事、漬物、京菓子、伝統工芸、土産屋 がこれに習って、観光客向けのカフェや近代的なレストランなどに変わっていくことはあり得ないだろうか。
京都は他の街とは違う。唯一、平安時代の文化、建物、食品などまさに#日本の古き良い時代を感じ得る特別な場所です。多くの日本人が味わっていきたい良き空間です。知らずに、あの古風壮大な京都駅の駅舎が近代的な建物に変わり、高さのあるホテルは建てない声が大多数だったのに、寺社などの反対を押し切って次々と建てていった経緯があります。京都の中には近代化を進める人がいるようですが、外部の多くの日本人はそういう京都を求めてはいないのではないでしょうか。こういう本格的に歴史を感じられるれる場所は日本には数少なく、その代表が京都だと思います。

スペインではどんな対策を取っていったのでしょうか。
市民の不満を抑えようと、バルセロナ市は28年までに1万件に及ぶ観光客向けアパートの営業許可を取り消す方針を示したようです。観光客が宿泊時に支払う市やカタルーニャ自治州の観光税も相次いで引き上げられており、年内に最高で1泊15ユーロ(約2400円)に達する可能性もあると言われている。サグラダ・ファミリア大聖堂やグエル公園など主要な観光地の大半では、#観光客の数を制限 するため、事前のウェブ予約が必要となった。

しかし、対策は「遅すぎだ」と嘆く人もおられるようだ。25年2月には新たなクルーズ船用ターミナルが開設され、さらにクルーズ客が増える可能性があるという。スペイン紙によると、大家らが作る団体はアパートの貸し出し許可を取り消す方針に反発して、法廷闘争の準備を進めているという。

ホテルやレストランなど観光関連産業が発展し、地元にも雇用などの恩恵があるのは事実ですが、観光促進に反対する地元では、観光客の抑制策の強化とともに「観光業を代替できるような、産業の多様化を進めるべきだ」と訴えたという。


日本ではどんな手が打てるであろうか。東京でも大手の有名ホテル同士が時より集まって、会合を開いているという事で国から注意を受けたようですね。その会合により、宿泊価格を各ホテルが同時に高めていって維持すると、そういった超一流ホテルだけでなく、普通のホテルの値段も高くなり、#一般庶民が楽しめる旅行 などできなくなる。やはり宿泊収益に対する税金をあげる事や、特に食事の面では海外からの顧客に対しては一定のチャージを付けるのような別値段設定を考えざるを得ないのかもしれないですね。

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