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今の若者を総体して「稀薄世代」という人がいる。まさに外から見て価値観がよく分からず、何が望みなのかもわからない人をよく発見する。恋人も要らないとか、結婚など考えてないという人もよく見かける気がする。あっさりしてて、何かに集中するという人が今までの世代に比べて少ない感じがするからか。それは、電車で、喫茶店ですぐスマホに没頭してしまうこととも無関係ではないのかもしれないと思う。
決して恵まれた時代に育っているわけではないであろうし、逆に恵まれた時代ではないからいろいろやる気が起こらないというわけでもないのであろうが、そういう人たちが社会人になるといろいろ世の中も変わってくるのだろう。最近よく「未婚化」「晩婚化」という言葉も聞く。結婚というハードルが高くなってきているかもしれない。
もう何十年も前にバブル時代があって、それが弾け、そこから日本の不況が始まった。それ以来、モノの値段は殆ど変わらなくなって、したがって労働者の給料もあまり上がらなくなった。恐らくは昔はあまりいなかったであろう「非正規労働者」などという言葉がどんどん使われる時代になって今に至り、やや白けた時代になっているのかもしれない。企業の労働環境が改善されている一方、働き手の仕事への充実感や達成感という「働きがい」が高まらないという。
仕事に熱意を持ち会社に貢献したいという社員の割合は6割弱で世界最下位だという。20~21年調査で働きがいを感じる社員の割合は56%。先進23か国の中では6年連続ビリだそうです。なぜこうなってしまったのか、やはりバブル後の長い不況によるモチベ―ション不足がそうさせるのか??
こうなるとつらい若者、社員が多くなる。「#働きがい 」といわないまでも「生きがい」は誰しも持ってほしいですよね。厳しい時代だとか、#つらい時代 だとか苦しい時代だとかみんな感じていますよね、きっと。電車に乗っていると強烈に感じます。何かみんなスマホに逃げているような感じがします。スマホを見てればどんな場所でも、他の人とかかわらずに済む。そんな感じなのかなあ。
明日の為に「何もない」って歌を是非聴いてみてください。「一生懸命生きてきたけど、自分なんて何もない人間なんだ。何も肩ひじ張って生きていく必要なんかないんだ。周りはどんどん時が過ぎていくけど、自分らしくゆったりと生きていこう」
#何もない
白み始めた夜明けの空を 何気なく見上げていると
たたみかけてくる 日々の波と 試すみたいに押寄せてくる時間
休む間もなく前を向いてきただけ そして今も向かっていくだけ
何もない何もない僕はいつもの僕で 何もない何もない僕はいつもの僕で
何もない何もない僕はいつもの僕で 何もない何もない僕はいつもの僕で
ただ普通を装い 誰かのこと気に留めて そんな余裕さえあるはずもないのに
日々の流れは待ってくれはしない でも心のどこかに平静に過ごせる
時を求めている
時には弱音の自分を見つめ うつむいてしまうこともあるけど
何かにしがみつき 押し寄せる波に 立ち向かっていくことの繰り返し
笑いながらそんな時間を通り越して 笑いながら流してきただけ
何もない何もない僕はいつもの僕で 何もない何もない僕はいつもの僕で
何もない何もない僕はいつもの僕で 何もない何もない僕はいつもの僕で
心も体もスランプに襲われて 休める場所などどこにもないけど
今日だけはと 言い訳する弱さに落ち込む でも心のどこかに静かに休める
場所を求めている
負けずにいればいつかは救われるだろうと 本気で思ってるじぶんの心
思い続けていれば救われるだろうと でも心のどこかに自分を縛らない
時を求めている