音楽と時代

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ソロ音楽をやるにしてもバンドとして音楽をやるにしても、個性的で特別な人は別にして基本的にはある程度、同じ流れであるのでしょうが、作詞、作曲は人それぞれがそれぞれのやり方で作っていると聞きます。

詩を先に書く人、後から詩をつける人、メロデイと同時の人とか、いきなり曲の全部を作り上げる人、サビの部分だけ作り上げて、それに肉付けをする人とか、さまざまなやり方で自分の個性にあったつくり方をしているのでしょう。またギター、ピアノを使ったり、自分の声や机を叩いたりして作ったりさまざま、いまはコンピューターを主力にしている人が多いのでしょう。

特に最近は(最近でもないか)全くそういうやり方ではなく、詩とか曲とは関係なくして、全体構成のメロディができていて、その中の感性に合った部分に歌を付けたり、いろいろな楽器を重ねたりして、非常に複雑かつシンプルな音楽づくりがされているんだと思います。

曲作りと編曲が同時に行われてくるようなイメージですよね。さらにそういう風にしているところには別のメロデイなどが後から加えられていったりして。かなりその辺はコンピューターなどを駆使しての作業と言えるのでしょうね。

昭和、平成、令和と時代が流れて、曲作りも大きく変わってきて、明らかに音楽自体が変化してきているのが感じられますが、その中で一方、特に最近の曲に音楽の多様化を感じることが多い。

かつてない音作りをしているものは勿論であるが、昭和っぽい詩とメロデイが比較的はっきりしているものもあり、その間の透明感のある平成っぽい音楽も並列しているように感じる。またそれらが完全に混ぜこぜになっている音楽も多い。

だから、今は結構、どういう曲が出てきても受け入れられる素地ができつつあるように見えるし、音楽を志す人たちにとっても逆にやりやすい時代になりつつあるのかなと感じる。

かつてはスタジオでないと音楽の録音ができなかったが、MTR(Multi Track Recorder)という複数の録音トラックの録音再生を行う事ができる録音機器を使って自分でCDなど作っていた後に、DTM(Desk Top Music)というパソコンを使った作曲・録音作業ができるものが出てきた。

これはMTRのように単体でのレコーディングは出来ず、パソコンでDAW(Digital Audio Workstation)という、デジタルでオーディオの録音、編集、ミキシングなど一連の作業が出来るソフトを使ってレコーディングしますがとても便利ですよね。

使い方にもよりますが、より完成度の高い音源が作れるのようになりました。
ただし出来ることが多いぶんだけ多少複雑になるので、より知識も求められることになってきますね。

でも、比較的簡単に自分でCDが作れるような時代になってきて、音楽のすそ野が広がってきていますよね。