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ここにきてぐっと台頭してきた音楽グループにYOASOBIというユニットがいる。新聞記事によると、曲作りは小説が原作にあるということらしい。これまで2枚のアルバムをリリースしてきたがハイペースで楽曲を制作してきたメンバーのAyaseさんにアイデアの源泉を尋ねると、「ネタは毎回尽きていますね」とのこと。「もう何も出ないというところからの血の一滴で、なんとか作ってるみたいなところであるという。だから毎回、次の曲の納期がこれぐらいにあるから、作り出さなきゃと考えて曲のタネを探しに出かける。でも、メロディーを考えたりしている時に、毎回『どうやって曲作ってたっけ』と思う」と語っていた。
世の中で、実際メロデイや歌詞を含め曲づくりをしている人たちは、すべてがすべて自分の実体験をもとに曲作りなんかしていたら、そんなに誰もがいろいろな経験をしているわけではないので、曲なんかできるわけがないですよね。こういった小説をもとにしている人もいるだろうし、映画にヒントを求める人も、また詩集なんかを読んでアイデアを捻出する人も多いだろうが、人によって千差万別だと思う。
YOASOBIは4人の直木賞作家が書き下ろした短編小説を基に、楽曲を制作するプロジェクトを企画しているということだ。エンタメ小説の最前線を走る作家たちとの新たなコラボレーションに、どんな曲作りができるのかは興味深い。書き下ろされた短編は、島本理生さん「私だけの所有者」▽辻村深月さん「ユーレイ」▽宮部みゆきさん「色違いのトランプ」▽森絵都さん「ヒカリノタネ」。4人は「はじめて」をテーマに、青春小説やミステリーなど独自の物語を作り上げ、4作は単行本「はじめての」(水鈴社)にまとめられて刊行されたということです。
YOASOBI新曲「ミスター」直木賞作家 島本理生の小説が原作、アンドロイド主人公のシティポップ – ファッションプレス (fashion-press.net)
この4作に、今後1年かけて楽曲を制作していくそうです。第1弾となる「ミスター」を2月にリリースしたとのこと。原作は島本理生さんの作品とのこと。YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」として誕生したそうですね。自分でも、音楽というのは基本的には小説と同じものという考え方があります。自分でも小説ネタで曲を作ったことがありますが、自分ではそれがうまくいったかどうかは全くよくわからない。自分的には体験談や聞いたことではなくても、ふと心の中にふわっと浮き出てくるものに、まず自分自身で感動して、そこに肉付けしていくような作り方です。人それぞれやり方、作り方も違うので、アッと思うような作り方をしている人も多いのでしょうね。
今回、peopleは「枯葉の中を」という曲をアップしました。是非youtubeでも聞いてほしいです。